【業界情報 22】最大級の繊維商社誕生!? 日鉄住金物産×三井物産 繊維事業統合
こんにちは。
今回は業界のトピックの紹介記事です。
2月頭に日鉄住金物産の繊維事業と三井物産の繊維の中核事業である三井物産アイ・ファッション(通称MIF)の統合が発表されました。
両社からの取締役の人数は半数ずつ、出資比率も50%ずつの新会社の設立を2022年の1月をめどに実施する予定です。
「参考記事」
新聞でニュースを見たときは驚きました。
日鉄住金物産の繊維事業の売上は約1,300億、MIFの売上も約1,100億と大きいです。
単純に合算の数字とはいかないとしても、売上予想は軽く2,000億超え。
繊維専門商社としては最大級の数字です。
どちらもセレクトやカジュアル系の得意先ではよく耳にする企業でした。
それがタッグを組むとなると業界にとって相当な脅威になります。
ニットにおいては自動車業界でトヨタとホンダが合併する並の影響と言う人もいる程です。
とは言え、これだけの規模の企業が統合するのは決して簡単なことではないでしょう。
例え経営陣が統合内容の合意に至ったとしても現場レベルで混乱は起きると思います。
どのように定着と浸透していくのか、こわさの反面で行く末が楽しみでもあります。
コロナ禍において変化の激しいこの業界ですが、最も驚きのニュースの1つです。
【書籍紹介 4】怒涛の急成長!「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」
こんにちは。
今回は久しぶりの書籍紹介です。
今回、今話題のワークマンの本を読んでみました。
ワークマンplusの出店以降、ワークマン女子という言葉も広まり気にはしていました。
店舗数の多さから新規営業に行けないかなと新入社員時代に少し調べたこともありました。(今考えると怖いもの知らず過ぎて自分が恐ろしい・・・)
以前の記事で紹介させて頂いたようにスーツの展開をスタートするという発表からいよいよ気になりだしてしまい、本書を手に取るに至りました。
「過去記事」
ワークマンとは?
ワークマンは1980年に群馬で創業した職人向けの作業服専門店です。
"安くて高機能"が最大の強みで今では日本全国に869店舗を展開しており、国内店舗数のはあのユニクロに匹敵するほどです。
また、その店舗数の95%がフランチャイズ店というのも大きな特徴です。
では、ワークマンはなぜここまで急激な成長を遂げたのでしょうか。
一言で表すと"高い基礎と変化する力"だと思います。
本書でフォーカスされているのは主に変化の方で具体的には以下の3つの変化が大きなポイントです。
1、ワークマンを変えた男とPB化
ワークマンの急成長をこの人無しで語ることは出来ないでしょう。
土屋哲雄氏です。
彼は創業者である土屋嘉雄氏の甥っ子にあたり、元は三井物産で商社マンとして勤務していました。
定年後、嘉雄氏の誘いでワークマンに入社しました。
しかし、当初いわれたのは「何もしなくていいから」の一言。
哲雄氏が入社した頃のワークマンは頑張らなくてもいい社風でした。
それは決してだらけているわけでなく、全てがマニュアル化されていて誰でも運営出来る仕組みが整っていたからです。
特に経営が危うかったわけではなく、悪い会社だったわけでもありません。
むしろいい会社でした。
しかし、哲雄氏はこのままではいずれ頭打ちをすると考えPB化をスタートしたのです。
いわゆる自社ブランドの開発です。
メーカーから仕入れた商品(NB)を販売するだけでなく、ユニクロやニトリを目指してPB化に踏み切ったことこそ大きな一歩だと思います。
スタート当初は創業者である嘉雄氏にも内緒で、在庫が残ったら首を覚悟でやったとのこと。
なんとPB商品の目標原価率は驚きの65%とのこと。高すぎる・・・。
原価率の高さを売りにしているところも50%が一般的なので。
2、徹底的なエクセル データ経営
また、哲雄氏は徹底的なエクセルでのデータ経営を推し進めました。
ワークマンの経営はマニュアル化されていると述べましたが、データ管理は全くと言っていい程されていなかったようです。
バイヤーの経験則や勘に頼った判断が横行していました。
実際はこれはアパレル業界ではよくある話です。むしろまだその体制の企業の方が多いのが現実だと思います。
哲雄氏はここに徹底的にメスを入れました。
社内での講習制度を確立し、今や全社員がエクセルを達人級に扱えると言います。
店舗で活用しているワンタッチでの仕入完全自動化の便利ツールも社内のエクセル達人の手から生まれたものはあるんだとか。
データ活用という目的において、なぜAIを選択しなかったのか。
AIはすぐに結果を教えてくれるから社員が考える力を失ってしまうからだと言います。
社員のデータに対するリテラシーが高まってからAIの導入を検討するとのこと。
先輩社員の前例に基づく経験則や勘ではなく、今起きていることのデータに基づいて判断する習慣が身についたことも大きな利点だと思います。
前例は度外視してデータに基づいて変化することへのハードルが下がったのです。
3、インフルエンサーの活用
ワークマンはそのデータ経営によりインフルエンサーという存在も見落とさず、うまく味方につけました。
きっかけはバイカーにレインウェアが、登山者にメリノウールソックスがよく売れていることに気付いたことでした。
その分野で影響がある人の発信により広まっていったのです。
ここでワークマンは自分たちが適切な用途を提案できておらず、潜在客を取りこぼしてしまっていたことに気付きました。
それ以来、自分たちでワークマンの商品に熱心なインフルエンサーを見つけ出し、捕まえて共同開発などを行っています。
僕が気になったスーツもそんなインフルエンサーとの共同開発品だったようです。
「参考記事」
変化や誤りを素直に認めて変化していく、それこそがワークマンの急成長の原動力は"変化する力"だと感じました。
きっとそれを支えてる"高い基礎"も不可欠なのでしょうが。
近くにお店が無くて残念ですが、お店も見に行ってみたいなと思わされました。
【商品紹介 30】一品一品が主役級!!日本のおすすめブランド "NEEDLESS" 購入品
こんにちは。
本日も購入品の紹介です。
1月までの冬物の購入品を紹介しているうちに春物を買ってしまいそうです。
「NEEDLESSのC.P.ジャケット ピーチウェザー」です。
■価格:¥52,800(税込)⇒30%OFF ¥36,960(税込)
■混率:ポリエステル 59% 綿41%
■原産国:日本
https://www.bornfreegroup.jp/i/hm153
掲載URLは異なりますが、こちらの商品は名古屋にあるNiagara Houseというお店で購入しました。素敵なお店です。
セレクトのブランドもそうですが、ミリタリー系のデッドストックアイテム等の取り扱いもたまにあります。
気になった方はぜひ一度サイトを見てみて下さい。おすすめです。
ナイアガラハウス|Niagara House|オンラインショップ
今話題の日本ブランド"NEEDLESS"とは
NEEDLESSは1988年にオープンしたNEPENTETH(ネペンテス)というセレクトショップのオリジナルブランドの1つです。
同ショップが運営するブランドは他にもENGINEERED GARMENTSやSOUTH 2 WEST 8などの有名所ばかりです。
セレクトショップのオリジナルラインが大手セレクトショップのBEAMS等でセレクト商品として扱われてる、なんだか不思議な現象ですね。
それほどまでにそれらのブランドに魅力があるということでしょう。
NEEDLESと言えば今はトラックパンツが若者の間で流行っていますね。
デザインは同ショップの創始者である清水慶三さんが務めています。
アメリカのファッションに影響を受けてきた清水さんのデザインはワーク/ミリタリー感のあるものも多く、個人的に好きなブランドの1つです。
おすすめポイント
そんなNEEDLESSの商品の中でもなぜ流行りのトラックパンツではなく、こちらの商品を選んだのか、その理由を紹介していきます。
1、シルエット
1つ目は商品のゆるめのシルエットとミリタリー感のあるテイストです。
細かいディテールもありますが、やっぱりこれが一番です。
無骨なミリタリー感のある雰囲気に、今らしいゆるいシルエットが絶妙なバランスで組み合わされています。流石です。
生地はピーチ(微起毛)がかかっていて風合いも良いです。
2、スプリットラグラン
2つ目は袖のスプリットラグラン仕様です。
この画像だけだと分かりにくいかもしれませんね・・・。
分かりやすく説明してくれているサイトを掲載しておくので参考にして下さい。
「参考サイト」
今は袖がセットインよりもラグランのものが増えてきましたね。
ゆるめのシルエットが好みの私には嬉しい限りなのですが、思いっきりラグランだとなんだかいかにも過ぎて抵抗があると言いますか・・・。
若者がウールのコートを思いっきり肩を落として着てるイメージと言いますか。
それはそれで1つのスタイルですし、決して否定はしません。あくまで好みの問題です。
すいません、またわがままでめんどくさいことを言っています・・・。
個人的にはスプリットラグランぐらいが丁度いいんですよね。
3、刻印入りのディテール
最後は刻印入りの釦とファスナーです。
ミーハーぽいですが、せっかくの好きなブランドなら嬉しいことですよね。
本日の紹介は以上です。
【商品紹介 29】糸にこだわり!! 日本のニット専業ブランド "soglia" 購入品
こんにちは。
本日も購入品の紹介です。
昨年末からの購入品をのんびりとマイペースに更新していってます。
「sogliaのWEANERS Seamless Sweater」です。
■価格:¥15,180(税込)
■混率:毛100%
■原産国:日本
https://www.rol.co.jp/SHOP/solia-weaners.html
掲載URLは異なりますが、こちらの商品は以前紹介した農林会館の山口ストアーで購入しました。
いつも思いますがナイスなセレクトをされているお店です。
そちらの記事を見られてない方はぜひご覧下さい。
「参考記事」
糸にこだわるニット専業ブランド"soglia”とは
"soglia"はイタリア語で"入口"を意味します。
そこには服作りの入口であり肝心要な糸に対するブランドのこだわりが示されています。
その多くはヨーロッパからこだわりのモノを仕入れ、縫製は国産ニット工場で細部までこだわりながら作られています。
この糸のこだわりはニット専業だからこそより強くあるものだと思います。
織物よりもニットの方が糸の手配って重要なんですよね。
良かった点と悪かった点
1、絶妙な生地の風合い
一番良かったのはやはり生地の風合いだと思います。
流石は糸にこだわったブランドです。
同ブランドの生地は野暮ったくて粗野な雰囲気と柔らかな風合いのバランスが絶妙です。
私自身、服選びはかなりわがままなで、
粗野でガシガシな風合い過ぎて着心地が悪いのも嫌ですし、
風合いが柔らか過ぎるのもテロッとした感じが嫌なんです。
めんどくさいですね。
でも、sogliaの商品はそのちょうどいい所を抑えてくれます。
特に今回の購入品はそれがドンピシャでした。
2、詰まった襟のデザイン
また、今回は詰まり気味の襟のデザインにもグッときました。
着用するとこんな感じですね。
出典:ROL オンラインストア
https://www.rol.co.jp/SHOP/SOGLIA-LANDNOAH-SWEATER.html
私はユニクロのモックネックTの白をちょい出しで着ています。
3、きっちりシルエット
シルエットはもう少しゆったりしてても良かったなというのが本音です。
Lサイズを購入しましたが、もう一声ゆるい方が・・・と思いました。
これはユニセックスだから仕方ない部分もあります。
自分が太ったという悲しい現実のせいもあると思います。
逆にきっちりシルエットが好みの方や女性にはおすすめシルエットです。
これは悪かった点ではなく、個人の好みの問題ですね。
【商品紹介 28】まさに唯一無二!!日本のパンツ専業ブランド "NEAT" 購入品
こんにちは。
本日は購入商品の紹介記事です。
実は昨年末頃に購入していたのですが、紹介が遅くなりました。
「NEATのT/W Serge Beltless」です。
■価格:¥36,300(税込)
■混率:毛70% ポリエステル30%
■原産国:日本
https://www.diverse-web.com/products/detail220415.html
そうです、巷で話題のパンツ専業ブランドです。
前から1本持ってみたいと憧れがあり、ようやく手に入れました。
購入に至った経緯で一番大きいのはブランドに興味と好感を持ったからです。
唯一無二のパンツ専業ブランド "NEAT"とは
"NEAT"は英語で「きちんとした」「行儀の良い」という意味です。
日本のニートというイメージとは真逆ですね。
Tシャツにスニーカーでも、パンツだけきちんとしたものを着ると上品なスタイルに仕上がる。そんなパンツを作りたいという思いを込めて名付けられました。
デザイナーの西野大士さんは大のアメリカ好き。
彼のスタイルからもそれをひしひしと感じます。
今までパンツと言えばイタリアがお手本の風潮がありましたが、今はそれもかなり縮小しています。
そんな新しい流れの中で、西野さんの服に対する愛情や情熱が1つのスタイル築き、それがトレンドの追い風に乗って広まっている印象を受けます。
今話題のパンツ専業ブランドデザイナーの西野さんですが、元は教師だったんです。
それが服に対する情熱が抑えきれず、ブルックスブラザーズへ入社しプレスを務めるまでになりました。
その後独立をしたのですが、NEATは自分がはきたいと思うズボンを作ろうということから始まったのです。
西野さんは大のスニーカー好きでニューバランスはその中でも肝いりです。
なのに、スーツのスラックス等ではスニーカーと合わない。
そんな悩みからスニーカーに合わせてもかっこいいズボンをつくりたいと思い、NEATが始まりました。
私自身もあまりキレイ過ぎるスタイルは好みではありません。
スラックスともスニーカーを合わせることがほとんどです。
キチンと感の中にも少し野暮ったさを併せ持ったスタイルが好みだったのでNEATのブランドや商品のイメージに共感しました。
そんなNEATのパンツの特徴は以下の通りだと思います。
NEAT パンツの特徴
それはシルエットと生地です。
こだわりのあまりクセが無いとはとても言えない程です。
むしろ大クセです。
それぞれについて簡単に紹介させて頂きます。
1、深めのインタック
NEATのパンツは型が限られていますが、いずれもいわゆるワイドシルエットです。
スリムシルエットとは程遠いです。
キチンと感の中に野暮ったさを感じさせるような絶妙なシルエットは言わずもがなかと思いますので割愛します。
そのほとんどがツータックなのですが、これがインタックなのが個人的には嬉しいです。(タックが内側を向いていること)
ツータックのワイドテーパードパンツはトレンドもあり世の中に溢れる程あります。
その中でしばしばアウトタックのものを見受けるんですよね。
仕事柄、アダルトの昔ながらのスラックスを触れる機会が多く、どうしてもアウトタックだとアダルトで古臭いイメージがあるんですよね・・・。
(アウトタックだと前から見たときにのっぺりした表情にもなりますよね)
職業病の偏見かも知れませんが・・・。
その世代の昔ながらのスラックスを知らない世代や人たちにとっては純粋に新鮮で新しく感じるのかもしれません。
個人的に今時のタック入りワイドテーパードパンツはインタックが断然おすすめです。
また、そのタックの深さも好みです。
細かいことですが本当に見え方が変わります。
2、大クセの生地
NEATのパンツは扱う生地がとにかく曲者ばかりです。
今回の購入品のT/W Sergeは定番的な生地ですが、それ1つ取っても風合いが全然違います。(T/Wとはウールとポリエステルの生地のことです)
「え、これウール?」と思ってしまう程のガシッとした風合いです。
同ブランドの商品でチェコ軍のデッドストックのテント生地を使ったパンツもありますが、もはやこれは変態の領域です。めっちゃ欲しい・・・。
トップスがTシャツでもNEATのパンツをはけば様になるのは生地選定によるところが大きいと思います。それはシルエットよりもです。
同ブランドのパンツの値段は3~5万円と決して安くありません。
少しずつ増やしていければなと思ってます。
【商品紹介 27】楽天ファッション セール お得な購入品② 「洗えるウール100%ニット」
こんにちは。
本日は購入商品の紹介記事です。
前回同様、楽天ファッションセールでの購入品を紹介します。
「前回記事」
前回記事ページの見出しのCSSがなぜかブログTOPにも反映されてしまっている・・・。少しずつ解決していきます。
では、紹介をしていきます!!
楽天ファッション セール 購入品
「URBAN RESEARCHのハンドウォッシャブルC/Nニット」です。
■価格:¥12,100(税込) ⇒ ¥8,470(税込) ※購入時ポイント3倍+15%ポイントバック
■混率:毛100%
■原産国:中国
価格は30%OFFとOFF率はそこそこでした。
しかし、ポイントが1,500Pほど貯まるということでお得感があります。
実質¥6,900くらいと謎の計算をしてしまったりと・・・。
買い物あるあるですよね。
もちろん今回も価格以外のおすすめポイントがあります。
おすすめする2つのポイント
今回のおすすめするポイントは2つです。
1、絶妙なシルエット
これは前回ですが今どき感のあるゆったりシルエットが絶妙です。
出典:Rakuten Fashion
https://brandavenue.rakuten.co.jp/item/BW8888/?product_color_cd=05&s-id=brn_search_list
袖がラグランになっており身幅も少しゆったりめの設定になっているので、今らしいリラックス感のあるシルエットで着て頂けます。
素材が細い番手のウールを使用していることもあり品があるので、ゆったりシルエットでも野暮ったくなることはありません。
そのバランスが良いですね。
2、家庭で洗えるウール100%ニット
こちらの商品は素材に加工を施しており家庭洗濯(が手洗い)可能になっています。
おそらくスケールオフの加工だと思います。
スケールオフについては以前紹介させて頂きました。
ご存知でない方はそちらをご覧ください。
「参考記事」
冬のニットは洗濯に困りますよね。
家庭洗濯出来るのは嬉しい限りです。
個人的には洗濯機で洗ってみようかなとも悩み中です・・・。
また、スケールオフの副産物的な効果だと思いますが生地の風合いが柔らかくチクチク感がありません。
ウール100%のニットでチクチク感がないのも嬉しいことですよね。
前回紹介したスラックスと今回紹介したニットが楽天ファッションセールでの私の購入品です。
既に商品が届き着用していますが満足のいく買い物でした。
セールでの買い物ってたまに失敗ありますよね・・・。
実はまだ紹介出来てない購入品がいくつかありますので随時紹介させて頂きます。
もう秋冬の買い物は打ち切りといったところです。
【商品紹介 26】楽天ファッション セール お得な購入品① 「今時感満載の万能スラックス」
こんにちは。
本日は購入品の紹介記事です。
前回の更新からかなり時間が経ってしまいました。
ブログの質を向上していくための勉強や考えることに時間をかけています。
半年以内に改善していきますので楽しみにしておいて下さい。
さて、今回は楽天ファッションセールでの購入品を紹介します。
タイミング的に少し遅いですが・・・。
OFF率の高さやポイントでの還元などそのお得さから年末年始に話題になった楽天ファッションセール。
楽天がファッションECにより力を入れていくべく姿勢が感じられました。
業界に精通している私がそこそこ以上にお得だなと思ったものの購入品なので良ければ参考にしてみて下さい。
楽天ファッション セール 購入品
「UINTED ARROWS "green label relaxing"のジャパンフラノ 1P ワイド テーパードパンツ」です。
■価格:¥12,100(税込)⇒¥4,840(税込) ※購入時楽天ポイント 4倍
■混率:毛100%
■原産国:ベトナム
価格はなんと60%OFFでした。
冬向けのウールパンツがこの値段は破格ですよね。
今回、私が気に入ったポイントは程良くカジュアルな今時感です。
通常ウールのフラノ素材だとスーツの組下のようないわゆるスラックスを想像するかと思います。
"持ってても仕事でしか使えないしなぁ・・・"と思う方も少なくないでしょう。
おすすめする3つのポイント
しかし、こちらの商品はカジュアルでも使いやすいディテールとなっています。
3つのポイントを紹介していきます。
1、絶妙な万能シルエット
まず1つ目が1プリーツのゆったりテーパードシルエットです。
商品名の1Pは1プリーツの略ですね。
出典:Rakuten Fashion
https://brandavenue.rakuten.co.jp/item/BA2559/?product_color_cd=05&s-id=brn_search_list
ここでゆったりと表現したのはご覧の通り、決してワイドではないからです。
最近はワイドパンツやプリーツも2プリーツのものが増えていますが、大きなシルエットの変化は取り入れにくい方も多いはずです。
こちらのスラックスは腰回りが程良くゆったりしていて、裾にかけてテーパードしているので適度なシルエットの変化を楽しめるはずです。
いつもと違うシルエットのパンツが欲しいけど、極端な変化には抵抗がある方にはおすすめのシルエットです。
2、計算されたドローコード配置
2つ目のポイントはドローコード(ウエストの紐)です。
ウエストの紐が内側に出ています。
これにより休日はベルト無しでリラックスして着用できるだけなく、会社の出社日などシャツをインする際も紐が邪魔になりません。
紐が外に出ているとベルトをしてもそこから垂れた紐が見えてしまうなんて不格好ですからね・・・。
オンオフ兼用として使っていくためには重要なポイントだったりします。
3、裾上げ不要でさらにお得
そして最後の3つ目は裾上げについてです。
こちらの商品は購入時から裾上げがされています。
せっかく安くお得に買っても裾上げにお金を払っていてはもったいないですもんね。
実際は裾上げ済の商品も長めになっていて、再度裾上げをしないといけないなんてことも多々あります。色んな体型の方がいるのでそれ自体は仕方ないです。
しかし、こちらの商品は裾上げし直する必要はありませんでした。
裾上げの股下が短めの寸法設定になっているからです。
足の短い私としては嬉しい限りです・・・。
逆に足の長い方は要注意ですね。
以上の3点がお得な値段以外での主な購入理由です。
生地感は正直めちゃくちゃいいものとは言えませんが、少しガシッとした風合いが好みの私にはちょうどいいです。
本日の紹介は以上です。
次回はもう1点の購入品を紹介します。
2020年の自分を振り返る
こんにちは。
今回は年末ですし自分の今年を振り返ろうと思っています。
誰が興味あるんやろうと思いながら・・・
自分にとって今年は"変化と継続の年"でした。
変化という部分は多くの人が共通するところだと思います。
上半期に様々なことが変化し、下半期にはそれを継続しました。
辞めて独立します。
実は今年の1月は会社の上長に仕事を辞めて独立しますということを打ち明けたことから始まりました。
独立をして何をするかということはまたの機会に。
でも、過去の記事で少し触れさせて頂いています。
「参考記事」
退社時期の話し合いをしていたところ、2月頃から中国でコロナの不穏な気配が・・・。
最初は生地や製品の納期に影響が出るかもしれないという程度にしか考えていませんでした。見通しが甘すぎて恥ずかしい限りです。
それがいつの間にか日本にも広まり、4月には緊急事態宣言が発令されました。
出張はもちろん会社にも出社出来ない。
得意先であるアパレルメーカーも店頭の売行きは壊滅状態。
この時期は毎日のようにキャンセルを含む生産調整の依頼があり、受注と売上は減っていくのにその対応に追われて忙しく辛い日々でした。
得意先と仕入先、そして自分たちが生き残るための最善の落としどころを常に模索していました。
市況の壊滅的な状況を見て課長が退社時期を遅らせることを提案してくれました。
自分がど独立して事業をスタートした後にこんな状況になっていたらと思うと本当にゾッとします。
辞めることが決まっている自分を引き止めてくれて、しかも新規事業を創り出すことを任せてくれながら本当に自由にやらせてくれている課長には感謝しかありません。
思いっきりその厚意に甘えながら自分の将来にも関わることに力を入れてます。
退社まで残り数ヶ月ですが、10年後や20年後も継続されるような新しい商売の足掛かりまでは必ず築きたいと心に決めています。
ブログ始めました。
また、在宅勤務が増えた4月に始めたのがこのブログでした。
将来に向けての練習ということからスタートして半年以上が経ちました。
文字にして何かを伝えるって言葉で伝えるのとはまた違った難しさがあり、その練習にもなるなと感じています。
自分は対面のコミュニケーションにパラメータ全振りしてしまっていたタイプだったので・・・。
機会音痴の私ですが、年内にGoogleアドセンスの審査にも合格することができたのは嬉しかったです。
記事の構成やブログページのレイアウトは読者の方が見やすくなるようにまだまだ改善が必要だと感じています。
寺子屋も始めました。
また、同時期に友人と寺子屋をスタートしました。
課題図書とテーマに基づくレポートを提出し、話し合う勉強会です。
小説と漫画以外の本を読むことがほとんどなかった私が、小難しい本に触れるようになったきっかけです。
インプットとアウトプットもできるのでいい勉強になってます。
コロナ禍の中でリーダーに求められる人間力が自分に全く足りていないことを痛感したことがきっかけでした。
売上が落ち込み社員を守ることだけでも頭を悩ますのに、その社員の一部はどんどんモチベーションが低下していく。
そんな社員のモチベーション維持まで考えないといけない。
こんなことを会社で目の当たりにした時に、自分はリーダー/経営者として人間力がまだまだ足りないと思ったのです。
本っていいですね。
その人が人生をかけて培ったことをたった数時間で学べます。
月1の開催を半年弱やってみてようやく読書の質とスピードを意識するようになりました。これも方法の勉強と実践が必要ですね。
よいお年を。
上半期の5月までに以上のような変化がありました。
それらを継続し習慣化することができたのが下半期です。
コロナにはもうウンザリですが、新しいことを始めるきっかけをくれた点だけは少しだけ感謝しています。
長々とすいませんでした。
また、いつもご覧頂いている読者の方々、ありがとうございます。
よいお年をお迎えください。来年も宜しくお願い致します。
【業界情報 21】スーツ市場に殴り込み!?「ワークマン」
こんにちは。
今回は業界のトピック紹介記事です。
ワークマンが同社初のビジネススーツの開発と販売を発表しました。
「参考記事」
上下で5,000円以下って・・・。
とんでもない破壊的価格ですね。
来年2月頃の発売予定とのことで商品自体はどんなものか詳しくわかりませんが、出来映えによっては話題になること間違い無しですね。
ワークマン+を中心にアパレル業界の中で数少ない売上が右肩上がりの企業の新たな一手です。
大量生産で安くというのは個人的には好みません。
しかし、どんな商品が出来上がり、業界にどんな影響を及ぼすかは楽しみにしています。
本日の紹介は以上です。
【生地の学校 58】「合成繊維 "ナイロン"~CORDURA®~」
こんにちは。
今回も生地の紹介記事です。
前回はナイロンという素材について紹介させて頂きました。
「前回記事」
本日はそんなナイロンの中でも代表的な素材について紹介していこうと思います。
「CORDURA®」(コーデュラ)
アメリカのインビスタ社(前身はデュポン社)が製造するナイロン素材。特にその摩耗強度が特徴で、軍事用品に用いられるほどです。リュックなどによく用いられる素材です。
アウトドア系ブランドのリュックやカバンなどでこんな下札を見かけたことがある人はきっと多いはずです。
また、最近ではウールとブレンドすることでスーツやセットアップにも用いられることが増えました。
リュックだけの摩耗強度が強いと、ジャケットの肩や背中で擦れてダメになってしまうこともあるので理にかなっていますね。
タフな素材イメージが男心をくすぐりますね。
今回の紹介は以上です。
【生地の学校 57】「合成繊維 "ナイロン"~概要~」
こんにちは。
今回は生地の紹介記事です。
前回までは合成繊維の中でも1番生産量の多いポリエステルについて紹介してきました。今回からはポリエステルに次ぐ2番目の生産量を誇るナイロンについて紹介していきます。
「ナイロン」
石油を原料としているポリアミドから成る合成繊維。女性用のストッキングとして1935年にアメリカのデュポン社が開発したことが始まり。2番目に生産量が多い合成繊維です。
いわゆるシャカシャカ系の素材です。
スポーツをされている方は冬場に着るものですね。
そんなナイロンのメリット/デメリットは以下の通りです。
■メリット
・耐久性が高い (摩擦強度)
・軽い
・伸縮性がある
・染色しやすい
・吸湿性が低い (雨風に強い) ※デメリットとも言えます。
■デメリット
・熱に弱い
・毛玉ができやすい
カバンなどによく用いられるCORDURA(コーデュラ)もナイロン素材です。
最近では衣類にもよく用いられますね。
衣類から釣り糸などその用途は様々です。
衣類としては前述の通りシャカシャカ系のパーカーが代表的です。
あれって強度はあるけど、熱に弱くスポーツ時のスライディング等での摩擦熱でも溶けて穴があくことってありますよね。
伸縮性もあることから意外と様々な素材に混紡されて用いられます。
本日の紹介は以上です。
Google アドセンス審査 無事合格!!
こんにちは。
今回はファッションに関する記事ではありません。
無事に3回目の審査申請にてGoogleアドセンスの審査が通りました!!
様々な記事を参考にしながら申請を行ったのですが、正直相当数の申請を繰り返すことは覚悟していました・・・。
年内に合格して一安心しました。
ただ、有効化するとブログのページが広告だらけに・・・。
週末に調べながら整理するようにします。収益が主な目的ではないので。
ただ単純に喜びの報告でした。
【商品紹介 25】ミリタリーな雰囲気が今っぽい 「BEAMS+ ミリタリーカラー ストライプ ニット」
こんにちは。
今回は購入商品の紹介です。
久々の買い物って気がします。
「BEAMS+のミリタリーカラー ストライプ ニット」です。
■価格:¥14,300(税込)
■混率:毛 78% ナイロン22%
■原産国:中国
ストライプっていうかボーダーやんて思った方、それは私も思ってます。
また、ここでのカラー(Collar)は襟のことです。色のカラーではありません。
画像も色がオリーブなのでミリタリーカラーと言われても余計にややこしいですね。
襟が特徴的でユーロミリタリーっぽさが気に入ってます。
持っていない型のニットだったのが決め手で購入しました。
ミリタリー系のパンツと合わせてゴリゴリのミリタリーに仕上げるよりは、グレー系や黒のスラックスと合わせてミリタリー感とキレイさを程良く両立させるスタイルが今っぽいですね。
インナーにはモックネックのロンTなどを合わせようと思ってます。
ニットはプルオーバー系ばかり。。。
カーディガンのような前開きタイプと違い、インナーの組み合わせにあまり気を使わなくてよくて楽ですよね。
邪道かと思われるかもしれませんが、服好きだって楽したいです。
本日の紹介は以上です。
【商品紹介 24】パジャマ以上、おしゃれ着未満 「AOKI パジャマスーツ」
こんにちは。
今回は商品紹介記事です。
今回は購入商品ではありませんが、キャッチフレーズがおもしろくて値段に驚いた商品を紹介します。
AOKIのパジャマスーツです。
コロナ禍で自宅での生活時間が増えました。
在宅勤務をする人も確実に増えていると思います。
「自宅でくつろぎながら、仕事時にはきちんとしていたい」
という悩みを解決するために開発にいたったとのことです。
在宅勤務で誰にも会わないからといって、パジャマのままで仕事をしているとスイッチが入ることなくダラダラと1日があっという間に終わってしまうことってありますよね。
私も在宅勤務の日もパジャマからは着替えるようにしていました。
とは言え、出社する時よりは楽な格好でいたいですよね。
でも、そんな時にどの程度の服装までが適切なのかを判断できない人もいます。
そういった人たちには喜ばれると思います。
"パジャマ以上、おしゃれ着未満"のキャッチフレーズもいいですね。
また、商品名にスーツとついていることも在宅勤務での着こなしに悩んでいる方々には安心感があるのではないでしょうか。(実際は全然スーツではありませんが・・・)
でも一番驚いたのは値段です。特にジャケットの¥4,990+税にはびっくりです。
きっとカットソー工場でつくったペラペラのジャケットだろうと思ったら決してそんなことはありませんでした。おそらくジャケット工場でつくられているものだと思います。普通にキレイです。
素材はダンボールニットが使用されており、リラックス感もあります。
在宅勤務の服装にお悩みの方、おすすめです。
本日の紹介は以上です。
【業界情報 20】ダウンに負けない木の実由来の温かさ!?「KAPOK KNOT」
こんにちは。
今回は業界のトピックの紹介記事です。
商品紹介と位置づけるか悩む内容でしたが、自身の目でまだ見たことないものなのでトピック扱いとしました。
アパレル業界のサスティナブル化の流れの紹介の1つと捉えて頂ければと思います。
植物由来のアウターブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」がダウンの代わりに東南アジアに自生する植物であるカポックの実からできた繊維を活用したアウターを提案し、注目を集めています。
「参考記事」
Makuakeでも話題になり、大きな支援を募った商品でもあります。
「参考サイト」
カポックの実から採取する綿を原料とした素材で、最大の特徴は高性能かつサスティナブルという点です。
ダウンに匹敵する程の軽さや温かさがあり、綿を採取するのみなので木々を伐採する必要もありません。
何より、ダウンを採取しないという点が動物(水鳥)に優しい配慮がされています。
冬の代表アイテムであるダウンジャケット、水鳥の一部の箇所からしか収穫することが出来ず、1着作成するのに少なくとも15羽近くの水鳥が必要とされます。
※そのアイテムのダウン分量にもよりますが、多いものでは30羽以上必要になります。
ダウンを抜かれた水鳥は見ると心が痛むような光景です。
「ダウン 残酷」等で検索するとすぐに画像が出てくると思います。
私自身もダウンを1着持っていますし、昔から私たちを寒さから守り生活を豊かにする支えの1つとなっていたものなので、ダウン製品すべてを否定することをしたいと思いません。
ダウンの採取時に水鳥に出来る限り負荷がかからないように努力しているメーカーもあるはずです。ただ、大量生産と大量消費については間違いなく見直して欲しい。
技術が発達し私たちの生活も十分過ぎるくらいに豊かになり、その技術で様々なものを繊維の原料とできる現代だからこそ、環境や動物に優しい選択をしていくべきだと思います。
好みのデザインが出たらぜひ欲しい1着です。
本日の紹介は以上です。