【生地の学校 53】「合成繊維 "ポリエステル" ~Kinari~」
こんにちは。
サーバーが見つかりませんと表示され、数日間アクセスできませんでした・・・。
調べていくと最近独自ドメインを取得したのですが、有効化の確認メールを見落としてり利用が制限されてしまっていたとのこと。だと思います・・・。
絶望的に機械系が苦手で嫌になります。
おかげで審査申請中だったgoogleアドセンスもサイトが見つかりませんと不合格でした。めげずにリベンジします!!
さて、今回は生地の紹介記事です。
前回まではウールのようなメランジ感を再現するための糸を紹介しました。
今回はシルク(絹)のような風合いを再現する特殊な糸について紹介します。
「Kinari (キナリ)」
合成繊維の究極の目標とされていた絹(シルク)のような上質な光沢や艶感を再現した東レ(株)の開発素材です。繊維の構造をナノ単位でコントロールし、絹(シルク)のような繊維の形状を再現することで実現しました。絹のような上質な見え方に加え、ポリエステルならではのイージーケア性を兼ね備えているのが最大の特徴です。
糸の構造をナノ単位でコントロールする同社のNANODESIGN®という技術がすごいんです。
当時の同社展示会で見させて頂きましたが、この技術を用いて糸に"TORAY"の文字を鮮明に描くことも可能です。
「参考画像」
出典:見えなくてもハッキリわかる、東レの繊細技術 (マイナビニュース)
https://news.mynavi.jp/article/nanotech2018-10/
この技術を用いてナノレベルで絹の繊維構造を表現することで実現された素材です。
絹(シルク)素材は扱いにくさが最大の難点ですが、それをポリエステル素材で再現することでイージーケア性を実現しました。
がんがん洗えるシルクって画期的ですよね。(シルクではありませんが・・・)
本当に日本の合成繊維ってすごいです。
生地というよりは糸の紹介になってきていますね・・・。
難易度がグッと上がってしまっているかもしれません。
本日の紹介は以上です。