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【業界情報⑩】約2,000種の生地が選べる!? 新たな衣服生産サービス

 

こんにちは。

今回も業界トピックの紹介記事です。

 

 

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衣服生産の課題を解決するプラットフォームを目指す"シタテル”が大手繊維商社のスタイレム(瀧定大阪)との協業を先日発表しました。

 

「参考記事」

techable.jp

 

2社とも知らない方が多いかもしれません。

詳しくは後日別途紹介させて頂くとして、今回は簡単な紹介までとします。

 

 

「シタテル」

"誰もが自由にスマートに衣服を生産できるプラットフォーム"の提供をサービスとし、2014年に熊本にて創業。

服をつくりたいという人の想いを実現するために様々なプロセスをサポートしています。個人でも利用が可能なのも特徴です。

 

「スタイレム(瀧定大阪)」

その歴史が150年以上にも達する超老舗企業。生地の在庫販売を主とする繊維商社。

レディース素材においては業界随一の規模です。

 

 

シタテルのサービスにおいて、利用者はワンストップで服作りに関わる様々なプロセスを行えますが、一方で服の主要素である生地を直接見て選ぶことにハードルがありました。

 

そこで、生地のプロであるスタイレムとの協業です。

 

スタイレムは原宿/北参道付近に同社が取り扱っている生地スワッチ(生地見本)のギャラリーを有しています。

 

「画像①」

www.instagram.com

 

「画像②」

www.instagram.com

 

 

シタテルの利用者はこの場所で生地を直接見て触って選び、同社に服作りを相談できるようになる。

 

 

私自身スタイレム様と取引があり、このギャラリーにもお邪魔したこともあります。

その種類の豊富さたるや圧巻です。

 

生地は服作りにおける生命線の1つと言えるでしょう。

それをこれだけ豊富な、しかもその道のプロたちが企画/生産したものの中から選べるのですから、こんなワクワクすることはないです。

 

D to Cという言葉をよく耳にするようになりました。

"服作りの民主化"が驚異的なスピードが進んでいると感じられる出来事が増えてきましたね。

 

 

今回の紹介は以上です。

 

 

 

 

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