【業界情報④】三井物産アイファッション 3Dサンプル事業開始
こんにちは。
ふく たびおです。
今回は業界トピックの紹介記事です。
少し前から業界で話題になっている三井物産アイファッション(通称:MIF)の3Dサンプル事業開始についてです。
同社は繊維商社の1つです。セレクト系の得意先でしばしば名前が出ます。
そんなMIFがデジタルクロージングという子会社を設立し、3Dサンプル事業を本格スタートしました。
3Dサンプルとは、バーチャル上のシミュレーションで製品サンプルを確認出来る技術です。
生地をスキャンしてデータに反映させることで、生地の風合いなどを表現することも可能になります。
「この型紙でこの生地を製品にしたらどんな雰囲気になるか?」
ということがバーチャル上のシミュレーションで確認出来てしまうのです。
この技術が普及すればコストやリードタイムの短縮が望めます。
※現状は実際に製品化するのとそこまで変わらないと思います。
なにより、サンプルの廃棄を減らせるというサスティナブルな一面が魅力です。
アパレル業界に限ったことではないでしょうが、提案~量産先上げまでいくつかサンプルを作成しますが、後々廃棄してしまうことが多々あります。
実際の量産品より割高な経費がかかっているのにもったいない話です。
実際の製品化によるサンプル作成を0には出来ませんが、意識を持って少しでも減らす努力は必要です。
技術の発達ってすごいですね。
置いて行かれないようにしないと・・・。
本日の紹介は以上です。