【生地の学校⑬】「綾織~サージ~」
こんにちは。
ふく たびおです。
今回は生地の解説記事です。
今回も前回に引き続き綾織の組織例の紹介です。
綾織は平織に比べ地厚なものが多く、秋冬向けの素材が多いです。
本格的に梅雨入りし、夏間近の今時期には考えるだけで少し暑苦しいのが本音です・・・。
冒頭から後ろ向きなことを言ってしまいましたが、安心して下さい。
本日紹介する生地は通年向けの素材のこちらです。
「サージ」
2/2で織られる綾織の一種です。綾の角度が45度程度になっているのが特徴です。
多くが羊毛の梳毛糸を用いますが、合繊や綿が使用されることもあります。
丈夫で型崩れしにくい実用的な素材です。
「生地例①」
「生地例②」
梳毛糸は簡単に言うと細くて長い糸です。
例えばスーツ生地の春夏ものを想像して頂くとわかりやすいかと思います。
「生地例③」
サージは紳士服生地の基本素材とも言われています。
スーツやブレザー、学生服などにも多く用いられている素材です。
また、太番手(太い糸)のものは作業着として用いられます。
昔の軍服にも採用されていることから丈夫さが伺えます。
きっと男性の方なら誰しも一度は手にしたことがある素材だと思います。
今日のは紹介は以上です。