【生地の学校 54】「合成繊維 "ポリエステル"~ECOPET®~」
こんにちは。
今日は生地の紹介記事です。
コロナは第三波が猛威をふるいまだまだ油断を許さない日々が続いています。
コロナショック当初、抗ウイルス素材の要望が急増していました。
中には今発注している商品を納期を遅らせてもいいから抗ウイルス加工を追加して欲しいなんて話も珍しくない程でした。
それまではサスティナブル素材の要望が多く、ようやく日本の各アパレル企業も意識をし始めたのかと思いきや、忘れたように抗ウイルス素材に集中してがっくりきたことを思い出します。
良くも悪くもこの業界の流行りに対する瞬発力は凄まじいですね・・・。
しかし、そんな抗ウイルス素材もあまり売行きが芳しくないのか以前ほどの要望は無くなりました。一方でサスティナブル素材の流れが再燃しているように思えます。
ペットボトル等のリサイクルから生まれる生地はサスティナブル素材の代表例です。
今回から日本の合繊メーカーの代表的なリサイクル素材をいくつか紹介します。
すいません、前置きが長くなってしまいました・・・。
でも、今回こそは一時の流行りに流されることなく追求していって欲しいという思いです。
さて、今回紹介するのはこちらです。
「ECOPET®」
使用済みのペットボトルや衣料品などを原料とした帝人フロンティアのリサイクル素材です。誕生から25年の歩みの中で発展を遂げ、今では衣料品やインテリア雑貨など幅広い場面で利用されています。
店頭でもよくよく下札を見ていると見つかると思います。
今はSOLOTEX®×ECOPET®のものが多いかもしれません。
今回の紹介は以上です。