【生地の学校㊵】「天然繊維 "ウール"~カシミヤ~」
こんにちは。
今回は生地の紹介生地です。
今回はウール素材の代表的な原料の1つを紹介させて頂きます。
「カシミヤ」
インドのカシミール地方を起源とするカシミヤ山羊の毛のことを指します。今では中国やチベットなどでも飼育されています。繊維の宝石とも称される程の細く滑らかで艶のある毛質が特徴です。
要するにウール(羊毛)は羊の毛ですが、カシミヤは山羊の毛です。
素材イメージ的なわかりやすさも踏まえて今回はウール分類で紹介させて頂きます。
※次回以降で紹介するその他の原料についても同様です。
「参考画像①」
「参考画像②」
その最大の特徴はやはり柔らかく滑らかな風合いです。
これはカシミヤの繊維が細くスケール(鱗のようなもの)が少なく、適度な油分が含まれていることが要因です。
1頭あたりから採取出来る毛の量がウール(羊毛)に比べて極端に少ないという希少性も繊維の宝石と呼ばれる由縁です。
そんな希少な素材ですが、今ではかなり身近になっておりよく見かけます。
ユニクロでもセーターの取り扱いをしていますね。
「商品サイト」
ちなみに"カシミヤ"と"カシミア"と2通りの表示が見受けます。
厳密には家庭用品品質表示法でカシミヤと記載されており、販売されている商品もそうなっています。
しかし、実際はカシミアと呼んでも何ら問題ないと思います。
今回の紹介は以上です。