【生地の学校⑩】「平織~楊柳~」
こんにちは。
ふく たびおです。
今回は生地の解説記事です。
今回紹介する組織ですが、見慣れない漢字かと思います。
楊柳=ようりゅうと読みます。
それでは解説していきましょう。
「楊柳」
緯糸に強撚糸を用い、経糸方向にしぼを持つ素材です。強撚糸とは強く撚りをかけた(ねじった)糸のことです。その強撚糸が戻ろうとする力を利用して表面にしぼを出しています。表面のしぼが柳の葉が重なったような見え方になることからその名が付けられました。しぼにより肌に触れる面積少なくベトつかない為、夏向けの素材です。また、シワになりにくいのも特徴です。
「生地例①」
「生地例②」
経糸方向の山筋がしぼです。
「生地例③」
レディースのワンピースなどでよく用いられます。
また、メンズではカジュアルジャケットにたまに見られる素材です。
肌離れの良さだけでなく、シワになりにくいのも夏向けの素材として大事なポイントだと思います。汗をかきやすい夏は洗濯回数も増えます、ほぼ毎回洗うことになるでしょう。その度にシワになってアイロンなんてめんどくさいですもんね。
本日の紹介は以上です。