今がその時 "服飾2.0"

~川上から川下に精通する業界人が紐解くアパレル産業事情~

"服と心の寺子屋"

~紡ぐを育むその先に~
まずはじめに御挨拶
素材と縫製の基礎講座
業界の今とこれから
心の羅針盤

【生地の学校⑦】「平織~グログラン~」

 

こんにちは。

ふく たびおです。

 

 

今回は生地の解説記事です。平日はこの確率が高いですね・・・。

 

f:id:Kim-Fukutabi:20200409184202j:plain

 

 

まだまだ平織の具体的な組織例の紹介が続きます。

生地と一口に言っても様々なバリエーションが存在することがわかりますね。

 

今回紹介する組織はこちらです。

 

 

「グログラン」

経糸に細い糸、緯糸に細い糸を用い密に織られた平織の一種です。経糸の密度(打込)が緯糸の3倍以上あり、緯糸方向にはっきりとした太い畝を持つのが特徴です。比較的厚手でかたい風合いの生地となります。

 

 

 

「生地例①」

www.instagram.com

 

この素材、私はグログランテープと呼ばれるテープを製品の附属として用いることが多いです。カジュアルなジャケット等の衿吊に使われることもありますね。

 

 

「生地例②」

www.instagram.com

 

また、メンズではこのような綿ベースでガシッとものも使われますね。

地に締まりがあって重厚感のある織物です。

 

 

本日の紹介は以上です。

 

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログへ
にほんブログ村