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【書籍解説②】現役商社マンが語る!!「鎌倉シャツ 魂のものづくり~第4章~」

 

こんにちは。

ふく たびおです。

 

 

今回も引き続き「鎌倉シャツ 魂のものづくり」の解説を行っていきます。

今回は第4章~言いたいことを言う 自由な風土~です。

 

 

 

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本章では鎌倉シャツの社風について語られています。

風通しがよく、若い世代でもチャレンジ出来る風土です。

 

 

その風土を色濃く反映した事例の1つが海岸をきれいにするボランティア活動のビーチクリーンです。

https://www.shirt.co.jp/sp/beachclean/

 

 

 

 

社内の人間の意見に対して風通しが良いということなら、他の企業でもそういう風土のところは少なくないだろう。

 

 

また、前章の解説で鎌倉シャツは「こうやるべき、こうやりたい」という前向きな姿勢に重きを置いていることを紹介した。

そのような企業であれば多少の閉鎖感のある空気だったとしても手を挙げて実現できる人間がいても不思議ではない。

 

 

しかし、この活動はとある社員が入社試験の面接時に自身が鎌倉出身ということもあり、鎌倉の海岸をきれいにしたいと話したことから始まった活動だというから驚きだ。

 

それを受け入れ実行に移せる企業は少ないのではないでしょうか。

 

 

この活動は今でも続いており、今年は8月に開催予定となっています。

 

 

参加者には毎年オリジナルのTシャツが配られるのだが、デザインは入社早々の新入社員が担当するとのこと。

 

 

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自分たちで生地を選定し、デザインを考え、参加者へ手渡す。

そんなTシャツが褒められたら嬉しいことは間違いない。

 

 

真剣に考えた商品が相手に喜ばれる、まさに醍醐味と言われるアパレル業界のやりがいを感じる瞬間だろう。

 

 

 

鎌倉シャツで前向きな姿勢を持って行動できるスタッフが育つのはこのような土壌あってのことであると思う。

 

 

 

次回は第5章「ビジネスモデルを支える高い志」です。

 

 

 

 

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