【生地の学校㊳】「天然繊維 "ウール" ~メリノウール~」
こんにちは。
今回も生地の紹介記事です。
前回はウール素材について大まかに紹介させて頂きました。
その際、ウールとはメリノ種の羊毛を指すと説明しました。
「前回記事」
fuku-to-fukutabi.hatenablog.com
メリノ種?となった方も多いかと思います。
今回はそんなメリノウール(メリノ種)について紹介をしていきます。
「メリノウール」
繊維が細く柔らかくて肌触りが良いのが特徴です。その起源はスペインですがオーストラリアに持ち込まれ、現在では同国が半分近くの生産量を占めるトップとなります。
繊維の細さによる肌触りの良さと体温調節や耐臭性に優れていることからアウトドアウェアやインナーに使われることもしばしばあります。
Icebreaker等が有名所でしょうか。
また、様々なサイトでメリノウールは高級品とされていますが今や比較的リーズナブルに手に入る素材です。
例えば、ユニクロなどでもセーターで取扱いがあります。
流石にこの価格は破格かと思いますが・・・。
日本に輸入されているウール原料もその大半がメリノウールです。
特別指示はしていなくてもメーカーに確認したらメリノウール原料を使用した生地だったなんてことも多々あります。中国の生地でもです。
風合いの良さは折り紙つきですが、それくらいポピュラーな素材です。
本日の紹介は以上です。