今がその時 "服飾2.0"

~川上から川下に精通する業界人が紐解くアパレル産業事情~

"服と心の寺子屋"

~紡ぐを育むその先に~
まずはじめに御挨拶
素材と縫製の基礎講座
業界の今とこれから
心の羅針盤

【生地の学校㉙】「天然繊維 ”綿”~概要~ 」

 

こんにちは。

今回は生地の解説記事です。

 

 

f:id:Kim-Fukutabi:20200730232638j:plain

 

 

前回の記事でお伝えした通り、今回からは素材毎の特徴について説明をしていきます。

 

「前回記事」

fuku-to-fukutabi.hatenablog.com

 

 

まず最初に紹介したいのは皆さんにも一番馴染みがあるであろう綿素材についてです。

 

 

「綿(コットン)」

木綿の種から取れる種子毛のことです。厳密には種を守るための白いふわふわとした部分のことで、白い花に見えることから綿花と呼ばれています。

原産は紀元前にまで遡るほど古く、日本へは平安朝時代初期に中国から伝わりました。

主要原産国はアメリカ・中国・エジプト・インドです。

 

 

「画像①」

www.instagram.com

 

「画像②」

 

www.instagram.com

 

綿花の状態でも見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 

 綿素材は生地としての汎用性の高さから皆さんに知られています。

ジャケット、パンツ、シャツ、Tシャツ、スウェット、タオル・・・。

例を挙げ出したらキリがないくらいです。

 

 

そんな綿素材のメリットとデメリットは以下の通りです。

 

■メリット

・吸水性に優れている

・染色性が良い

・柔らかな肌触り

・耐熱性に優れている

 

■デメリット

・シワになりやすい

・縮みやすい

 

 

以上が綿素材の概要といったところでしょうか。

次回からは綿素材についてもう少し深堀した内容を紹介させて頂きます。

 

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログへ
にほんブログ村