【生地の学校㉗】「朱子織/その他~コーデュロイ~」
こんにちは。
ふく たびおです。
今回も生地の解説記事です。
引き続き朱子織/その他の組織例を紹介していきます。
今回紹介するのはこちらです。
「コーデュロイ」
生地の下地から表面に繊維を織り出すパイル織りの一種です。緯糸でパイルを織り出しカットすること起毛感を表現しています。縦方向に畝があるのが主な特徴です。
日本ではその大半が静岡で生産されています。
「生地例①」
「生地例②」
素材自体は皆さんご存知かと思います。
せっかくなのでもう少し詳しいところまで説明しましょう。
コーデュロイの特徴である縦方向の畝の太さはウェル数で表します。
ウェル数は1インチ(2.54cm)の間に何本の畝があるかで決まります。
18ウェルの場合は、1インチの間に18本の畝があるということです。
また、畝の太さによって以下の3種類に大別することが出来ます。
■太コール(鬼コール):3ウェル~6Wウェル程度
■中コール:8ウェル~12ウェル程度
■細コール:15ウェル~21ウェル程度
最近は太コールが増えてきていますね。
「生地例③」
ワークテイストのジャケットなんて相性抜群です。
「生地例④」
コーデュロイのパンツも秋冬の定番アイテムですね。
「生地例⑤」
きれいめなジャケットに使われることも多いです。
ラフなワークテイストからきれいめなドレステイストまで幅広いアイテムに用いることが出来る素材です。
本日の紹介は以上です。